現存12天守を有する、松山城へ行ってきました。
マイルを使って愛媛の松山空港へ。宇和島城と松山城へ行きました。どちらも現存12天守です。趣があり、贅沢な城めぐりでした!
松山城とは
松山城は江戸時代までに建造された天守を持つ城で、1602年から築城を開始し、約四半世紀かけて完成しました。市内中心部に位置し、天守の最上階からは松山平野や瀬戸内海などが見渡せます。
二之丸から本丸にかけては 韓国の倭城の防備手法である「登り石垣」があり、南側はほぼ完璧な状態で残っています。堀之内を含む城山公園全体が国の史跡になっているほか、21棟が重要文化財に指定されています。
平成18年に「日本100名城」、「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました。
また、日本で唯一現存している望楼型二重櫓である野原櫓や、「現存12天守」の城郭では松山城と彦根城しか存在が確認されていない、韓国の倭城の防備手法である「登り石垣」が二之丸から本丸にかけてあり、堀之内を含む城山公園全体が国の史跡で、「日本さくら名所100選(平成2年)」や「日本の歴史公園100選(平成18年)」の指定も受けています。
松山城へ
松山空港からタクシーで30~40分ほどで「大街道」へ到着します。
そこからロープウェイの駅へ5分ほどで移動して、ロープウェイで5分ほどで山頂の長者ヶ平へ。リフトもあったのですが、私たちが行った日は雨天だったので、リフトは運航していませんでした。
長者ヶ平から天守入り口は10分ほどです。
天守入り口までの道で、よい景色が見られます。晴れてたら、もっときれいだったろうな…。


天守
松山城の築城主「加藤嘉明」の甲冑、刀の展示、当時の木造建築の展示などがありました。
火縄銃が置いてあったり、刀の重さがわかるコーナーや、甲冑やちょんまげのかつらを身に着けられるコーナーがあったりして、子どもも大人も楽しめる感じでした。
狭間(外部の敵をうかがったり、射撃したりするための穴。長方形の矢狭間、正方形の鉄砲狭間がある)や、石落し(櫓や塀などに設けられた仕掛け。真下にいる敵を鉄砲などで攻撃するための備え。)なども見られました。
天守最上階からは360度の景色が開け、松山市街を一望できます。
また、小天守1階に、松山城の修復中(2004~2006年)に発見された、侍の似顔絵が展示されています。天守再建時(1848~1854年)のものと推測され、江戸時代の大工さんが描いた落書きとされています。当時、描いている姿を想像すると、おもしろいです。
火縄銃体験コーナー

刀の重さ体験

石垣
松山城天守閣周辺の石垣は非常に美しい「切り込みはぎ」で造られています。江戸の末期ごろに作成されたものです。一方、松山城の麓の「打ち込みはぎ」は江戸の初期のものです。ぜひご自身の目で違いを確かめてみてください。
「打ち込みはぎ」とは、石をある程度加工し表面を平らにし、石と石の隙間を減らして積み上げる石積み方法で、関ヶ原の戦い以降に多く、近世城郭で最も多用されたものです。
「切り込みはぎ」とは、石同士が密着するように石を加工して、隙間なく積み上げる最も進化した形。
松山城の周辺
周辺には、秋山兄弟生誕地や坂の上の雲ミュージアムがあり、歴史に想いを馳せることが出来ます。
また、城下町を散策するのもおすすめです。蛇口からみかんジュースが飲めるスポットや、愛媛のお土産のお店、おしゃれな柑橘のお店、鯛めしのお店など、たくさんありました。
私たちは、おしゃれな柑橘のお店で、ジェラートを食べました。あんなにたくさんの柑橘のジェラートを見たのは初めてで、それぞれの柑橘の特徴をみながら選ぶのも楽しかったです。